気柱共鳴の問題ね。開口端補正は考えなくていいみたいだから、少し気が楽だわ。
開口端補正があっても、そんなに難しくはないんだけど、気が楽なのはいいことだね。さて、この管は左側が閉じている「閉管」だけど、共鳴しているときの波形が描けるかな?
閉じている左側は節になって、開いている右側が腹になるように図を描けばいいのよね。
管の長さが分かればいいんだけど、問題には書いてないわね。
そうだね。とりあえず管の長さを
としておこうか。
なので、管の長さが
だとすると、
波長
は、
いいね。同じように、次に共鳴したときの波長
も求めてみようか。
まずは図を描くわね。次に共鳴するのは3倍振動のときね。図はこんな感じね。
管の長さを
とすると、
波長
は、
すばらしい!それでは、今求めたいのは2回目に共鳴したときの振動数
なんだけど、どうやって求めようか。
空気中を伝わる音の速さ
は同じなので、
この2本の式から
を消去すると、
管の長さは変わらないから、共鳴するときの波長は変わらないわよね。
その通り。共鳴するときの波長は管の長さで決まってるんだね。
じゃあ、変わるのは音の速さね。確か音速は暖かいほど速くなるんじゃなかったっけ。
そうだね。空気中の音速は気温
で決まるんだよね。
ということは、暖かいと
が大きくなって、
は変わらないから、
なので
も大きくなるっていうことね。空欄は[ア]も[イ]も「増加」が入るのね。
どっちの管も共鳴していて、うなりが4回ということは、振動数が4だけ違うということよね。
スピーカーbから出ている音の振動数はaよりも大きいんだから、344Hzね。