この図のように、長さを2倍にしたり、断面積を2倍にすると、抵抗の値はどうなるか分かるかな?
抵抗は長くなると抵抗値が大きくなって、太くなると抵抗値が小さくなるのよね。なので、長さを2倍にすると抵抗値は2倍、断面積を2倍にすると、抵抗値は1/2になるのよね。
その通り!正確には抵抗率を
として、
と表せるんだよね。つまり抵抗値は長さに比例して、断面積に反比例するんだね。
今求めたいのは電流を流すことで発生する熱なのよね。
その通り!この問題では、「電圧を変えず」と書かれているね。でも長さや断面積を変えるので抵抗値が変わるんだよね。どうすればいいかな?
電圧
は残しておいて、オームの法則を使って
を消去するのがいいかな?
あと「単位時間に発生する」と描かれているので、
として、オームの法則
を用いると
まず、熱量を2倍にするには抵抗を1/2にすればいいわよね。つまり、長さを1/2にするか、断面積を2倍にすればいいわよね。