■電気力線の性質
ここに上がっている図のいくつかは見たことがあるけど,何の図だったかは覚えていないけど。
物理の教科書には必ず載っている図だよね。この図の中には今から求める「電気力線」の図,電気力線とよくセットになっている「等電位面(線)」の図,さらに全く関係ない図があるんだ。
そうだね。少なくとも電気力線の図ではないよね。まず電気力線の性質をまとめておくよ。
この問題は「符号が逆の電気量をもった二つの点電荷」となっているので,片方から出て片方に入る図を選べばいいのね。つまり④か⑥かな?
あとは,電気力線は折れ曲がったりしないということなので,④ではないですね。ということは,答えは⑥ですね。
その通り!正解は⑥だ。
ちなみに点電荷が同符号の場合の電気力線は,③の図になるね。
■同符号の場合の電気力線と異符号の場合の電気力線
・異符号の電荷による電気力線
・同符号の電荷による電気力線
一応①と②は等電位面(線)の図なんだけど,①に関してはちょっと線の間隔がびみょーな感じなんだよね。でもまぁ,形だけで考えると,①が異符号の電荷による等電位面(線)で,②が同符号の電荷による等電位面(線)だね。
■異符号の場合の等電位面と同符号の場合の等電位面
・異符号の電荷による等電位面(線)・・・線の間隔がちょっとびみょー
・同符号の電荷による等電位面(線)
教科書に載っている図の方が正確なので,ちゃんと教科書で確認しておいた方がいいよ。