センター2017物理基礎第1問 問1「発電方法の特徴」

 

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■発電量が調整しやすいのは火力発電

物理が苦手な文子
発電の方法は結構分かっているつもりよ。

物理が得意な秀樹
じゃあ,(a)から見ていこう。発電量の調整が容易なのはどの発電方法?

物理が苦手な文子
火力発電かな?料理したりするときも,火力の調整は,割と簡単にできるでしょ。水力発電は,ダムに水が溜まっていないと発電できないから,調整はしにくいわよね。原子力はその間くらいかな。基本的には発電量を調整できるんだろうけど,コントロールできないこともあるわ。

物理が得意な秀樹
まとめるとこんな感じかな。

物理が苦手な文子
こんな感じね。

■火力発電では二酸化炭素を多量に排出する

物理が得意な秀樹
じゃあ,次は二酸化炭素の排出量だ。

物理が苦手な文子
二酸化炭素は明らかに火力発電が多量に排出するわよね。水力発電と原子力発電は,直接的には排出しないと考えていいんじゃない?

物理が得意な秀樹
そうだね。

■水力発電は熱エネルギーを経ない

物理が得意な秀樹
問題文の(b)には「熱エネルギーを経ないでエネルギーが変換」とあるけど,これは何を言っているか分かる?

物理が苦手な文子
火力発電は当然化石燃料を燃やしているわよね。その熱で水を水蒸気に変えてタービンを回して発電しているから,確実に熱エネルギーを経ているわ。原子力発電も,結局は熱で水を水蒸気に変えてるのよね。

■放射性廃棄物は長期間にわたる管理が必要

物理が得意な秀樹
そうだね。最後に「長期間にわたる管理が必要な廃棄物」って何だろう?

物理が苦手な文子
どの発電方式も,何らかの廃棄物は出るんでしょうけど,やっぱり決定的なのは,原子力発電で出される「放射性廃棄物」でしょ。

物理が得意な秀樹
問題を作った人は,きっとそういうことを言いたいんだよね。答えは③だ。

 

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