問題冊子を90°回転させてみよう
物理が苦手な文子
反射と屈折の問題ね。上から下に波が進むのに慣れていると,左から右に進む波はちょっと分かりにくいわ。
物理が得意な秀樹
そういうときは問題を横にしてみるといいね。ちょっと横にしてみるよ。
物理が苦手な文子
この方がずっと考えやすいわ。波面と波の進む向きは垂直だから,がここに来るわね。
物理が得意な秀樹
そうだね。入射角と反射角が等しいから,となるね。
物理が苦手な文子
屈折の方は,屈折の法則ね。
物理が得意な秀樹
いいね。答えは⑦だ。
干渉を時間差で考える
物理が苦手な文子
左右で速さが違う水面波の干渉ね。ちょっと難しいわ。
物理が得意な秀樹
こういうときには時間差で考えてみよう!という問題だね。
物理が苦手な文子
波の干渉を時間差で考えたことはないわ。
物理が得意な秀樹
考えたことはなくても,問題文に沿ってやってみるとできるんじゃないかな。領域Bだけで考えると,速さが同じだから時間差はないよね。
物理が苦手な文子
そうね。時間差は単純に領域Aの部分だけね。というとは,シンプルに距離÷速さで時間が求まるのね。
物理が得意な秀樹
あとは,強め合う条件を時間で考えるんだけど,今求めた時間差がどうであればいいと思う?
物理が苦手な文子
強め合うんだから,単純に周期の整数倍かな?
物理が得意な秀樹
そうだね。「カ」の空欄に入るのは,周期でいいんだ。一応,通常の経路差でも考えてみようか。
物理が苦手な文子
この場合の経路差は領域Aの部分のでいいの?
物理が得意な秀樹
そう,いいんだよ。なので強め合う条件は,領域Aでの波長をとすると,
物理が苦手な文子
答えはの式にしたいから,さっきの式は使うわよね。
物理が得意な秀樹
あとはよく使う式で整理していこう。
物理が苦手な文子
それじゃあ波の振動数をとして,使いそうな式を並べると,
物理が得意な秀樹
あとは整理するだけだ。
物理が苦手な文子
ということは,とが残るように文字を消去してくと,
物理が得意な秀樹
やっぱりの整数倍になったね。答えは②だ。