いいね。物体のもつ重力による位置エネルギーは、3,600mの分だけ増加したということだよね。
重力による位置エネルギーは、
だから、
計算は合ってるよ。細かいところまで計算したみたいだけど、選択肢を見ると、
か、
のどちらかなので、10の何乗か、という桁数だけ分かれば選択肢は絞れるんだね。
そうか、それでいいのか。選択肢を先に見ておくのも大切ね。
次は、このエネルギーを電気エネルギーに変換するとどうなるか、っていう問題だね。
消費電力が60Wとしか与えられていないわよね。計算できるの?
ん~・・・電力って、
よね。これとさっき求めた重力による位置エネルギーとのつながりが全く分からないわ。
確かになかなか難しいところだね。この分野は単位に着目すると、つながりが分かるときがあるわよ。例えば、ワットWって、力学でも出てきたでしょ?
単位時間あたりにする仕事よね。仕事÷時間で求めるでしょ。
つまり、単位だけ考えると「W=J/s」なんだよ。電力も同じで、「消費電力が60W」ということは、1秒間に60Jのエネルギーを消費するっていうことなんだ。
重力による位置エネルギーと電力とのつながりが見えてきたかな?
ということは、さっき求めたエネルギーを60Wで割ると、何秒点灯するかが求められて、その「秒」を「時間」に直せばいいのね。
正解!選択肢で一番近いのは10時間なので、答えは⑤だね。次は問4。
これでもまだ原子核は大きいくらいで、本当はもっと小さいんだよね。
まぁそこはこの問題では関係がないんだけど、その小さな原子核をさらに見てみると、こんな感じになっているんだ。
それは知ってるわ。陽子と中性子でできているのよね。陽子は正の電荷を持っているから、[ ウ ]の空欄には「陽子」、[ エ ]の空欄には「中性子」が入るわね。
問題文にも書いてあるけど、陽子や中性子のことだね。原子核を構成しているので「核子」っていう名前なんだね。
じゃあ、「核子の個数」っていうのは、陽子と中性子の個数ということ?
それじゃあ、陽子と中性子の個数の和は「質量数」っていうから、答えは「質量数」ね。