センター 2015物理基礎追試第1問 問3「波の性質」
物理が苦手な文子
この問題って、簡単そうな感じがするんだけど、実は難しいのかな。
物理が得意な秀樹
基本事項の確認なので、難しくはないかな。まずは波を描いてみよう。
物理が苦手な文子
正弦波ね。
物理が得意な秀樹
この正弦波が右に動いているとして、例えば点Aは上下に振動するよね。動きのイメージはできる?
物理が苦手な文子
だいたいこんな感じよね。上下方向に動いて、ずっと繰り返す感じね。
物理が得意な秀樹
それじゃあ問題に戻ると、まずは「単位時間あたりに通過する山の数」って何を表すかだね。
物理が苦手な文子
波の動きをイメージすると、山が通過した数だけ媒質は上下に振動するわね。ということは、振動数かな?
物理が得意な秀樹
そうだね。もう一つの選択肢の「周期」は何を表すか分かる?
物理が苦手な文子
「周期」は1回振動するのにかかる時間でしょ。
物理が得意な秀樹
その通りだね。というわけで最初の空欄は「振動数」ね。次は山と山の間隔だね。
物理が苦手な文子
これは波長でしょ。
物理が得意な秀樹
そうだね。一応もう一つの「振幅」は何?
物理が苦手な文子
えっと、振動の中心から山の高さまでの長さね。
物理が得意な秀樹
そうだね。じゃあ最後は、空欄[エ]と[オ]の積だ。つまり振動数と波長の積だね。
物理が苦手な文子
それは波の分野で必ず使うこの式ね。
物理が苦手な文子
つまり、振動数と波長の積は波の「速さ」を表しているわね。
物理が得意な秀樹
その通りだ。答えは⑤だね。