「高校時代は理科が苦手だったけど、子どもは『理科が好き!』になって欲しいな」と思ったことはありませんか?
学研教育総合研究所の調査によると、「子どもが科学的な行動をしたとき」、
- 大人が一緒に付き合ってあげると、子どもの「理科好き」がより育まれる。
- 大人がインターネットなどで確認するのも良い。
- 子どもが飽きるまでやらせておくのは、あまり良くない。
1.の結果については、予想通りの結果ですね。子どもの興味に付き合ってあげることは、とても大切なことです。しかし、3.の「やらせておく」というのはあまり良くないんですね。予想外でした。飽きるまでやさせておくことも大切なような気がしますが、調査結果は違うようです。
ポイントは「大人も付き合う」ことです
1.と2.にあって、3.に無いのは何でしょうか。やはり子どもが興味を持ったことに、大人も興味を持つことではないでしょうか。2.の「大人がインターネットで確認する」についても、最初はいいのかな?という感想でしたが、子どもにとっては「私が興味を持ったことに、親も興味を持って調べてくれたんだ」と感じるのでしょう。
3.は良さそうな気がしますが、大人は全く関わっていません。結果的に、飽きてしまったら終わり、ということになってしまうのでしょう。
きっとこれは科学的なことに限らないですね。子どもが漢字に興味を持ったら、大人も漢字に興味を持つ、子どもがサッカーに興味を持ったら、大人もサッカーに興味を持つということです。そうすると、子どもの興味はより効果的に育まれるということです。
というわけで、子どもを理科好きにする方法は、「子どもが科学的な行動をしたとき、大人も興味を持ってつきあってあげる」ということなのです。
「そんなことは分かってる!」という感じがします。このような、あまりにも当たり前のことを書きたかったわけではありません!
子どもが科学的な行動をしなければ、どうすればよいのか
そもそもこの調査は「子どもが科学的な行動をしたとき」という前提になっています。「子どもが科学的な行動をしなかったらどうすれば良いんだ!」と思いませんか?
親が科学的な行動をしないのに、子どもだってするわけがありません。そもそも科学的な行動って何なのかも分かりません。もし子どもが科学的な行動をしても、親が気づかないかもしれません。
そんな大人のためにこのサイトを立ち上げました。
子どもが将来、科学に関係の無い仕事に就いたとしても、科学的な視点を持っていることはとても大切です。そのためには、子どもの時から科学的にものを見る習慣を持つといいですよね。そのためには、周りにいる大人も科学的視点を持つことです。そうすると身の回りのものの見え方も変わってきます。大人の視点が変われば、子どもの視点も変わります。私自身も「科学的なものの見方が身についている」という訳ではありませんが、このサイトを作りながら、一緒に勉強していきたいと思います。