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良問の風 物理頻出・標準入試問題集
値段 | 840円+税 |
ページ数 | 119ページ+別冊解答110ページ |
出版年 | 初版2006年 |
良問の風に吹かれて(最初の説明から抜粋)
物理の魅力はわずかな基本法則で多くの現象が理解できることです。それにはいろいろなタイプの問題に出会うこと。法則というのは1つの式や文章で表されるに過ぎないのですが,様々な現象に適用してみて初めて会得できていくのです。オーソドックスであること,それは多くの人がそこから得たものが多いことを意味しています。問題を解くごとにたしかにまた一歩高いところに上がった,登山に例えればそんな実感が得られるように全体の構成にも気を配りました。汗をかきつつ登って爽やかな風を感じ,物理の風景を楽しみながら清々しい気持ちになってくれたら−−−自然に実力は伸び,大学への合格につながることでしょう。
基本が確立していない状態で入試問題を問いても実力は伸びません。まず,「物理のエッセンス」(河合出版)などで足腰が強化できた分野から取りかかってください。
目次
力学
1 速度と加速度
2 剛体のつり合い
3 運動の法則
4 エネルギー保存則
5 運動量保存則
6 保存則
7 慣性力
8 円運動
9 単振動
10 万有引力
熱
1 比熱・熱容量
2 熱力学
波動
1 波の性質
2 弦・気柱の振動
3 ドップラー効果
4 反射・屈折の法則
5 干渉
電磁気
1 静電気,電場と電位
2 コンデンサー
3 直流回路
4 電流と磁場
5 電磁誘導
6 交流
7 電磁場内の荷電粒子
原子
1 粒子性と波動性
2 原子構造
3 原子核
運動の法則 KEY POINT
まず,力の図示をすること。直線運動では,運動方向とそれに垂直な方向とに力を分解し,運動方向に対してと立式する。このとき,1つ1つのちからの正・負をしっかり見きわめる。ふつうは進行方向を正とし,加速度には符号を含める。
運動方程式を使う最初の問題
水平面に対して30°だけ傾いている高さhのなめらかな斜面がある。その頂点Aから質量mの小物体を手放したところ,物体は斜面を滑り落ちてB点に達し,さらにその下の水面に60°の角度で飛び込んだ。重力加速度をgとする。
(1) 物体が斜面を滑り落ち,B点に達するまでの時間t1と斜面から受ける垂直抗力Nを求めよ。
(2) B点での物体の速さvを求めよ。
(3) B点から水面に飛び込むまでの時間t2を求め,h,gを用いて表わせ。
(4) 水面からB点までの高さHをhを用いて表わせ。