「椎茸」を科学的に見た3つの疑問

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1.生の椎茸と干し椎茸の成分の違い

 個人的に、生の椎茸は好きなのですが、干し椎茸はどうしても苦手です。生の椎茸を使った「椎茸の肉詰め」とか、軽く塩を振って炭で焼いた椎茸など、イメージしただけでもおなかがすいてきます。

 ところが、干し椎茸にはその魅力が全くありません。干し椎茸でだしを取ったものも苦手です。何が違うのでしょうか。

 調べてみたのですが、科学的な成分については、あまりよく分かりませんでした。ビタミンDが増えるようですが、あまり味には影響が無い気がします。うまみ成分や香り成分が増えるということもあるようですが、まぁそれは明らかですね。

 食材の成分というのは、100gあたりの量で示されます。ここからはあくまでも想像ですが、干し椎茸は生椎茸から水分が無くなっているので、軽いです。100gあたりで考えると、干し椎茸と生椎茸の成分は、単純には比較ができないですね。同じくらいの大きさだと、生椎茸1個と同じ重さで考えると、干し椎茸は5個分になるということになります。比較が難しいですね。

2.椎茸の傘の裏のヒダヒダは何?

 椎茸のあの傘の裏のヒダヒダもちょっとイヤですね。あれは何なのでしょう。生椎茸は好きなんですけどね。干し椎茸のヒダヒダは許せません。私の専門は物理なので、生物関係の話は苦手なので、調べてみました。

 あのヒダヒダは胞子を作っているようです。椎茸は菌類ということで、植物よりもよく分かりません。菌類は胞子で増えるっていうのは聞いたことがあるのですが、植物の種子とは何が違うのでしょうか。「きのこは植物でいうと花のようなもの」と例えているサイトがありました。非常に分かりやすくて、小学生向きだと思います。しかし、植物との違いが分かりません。菌類は光合成をしないということなのでしょうか。

 というわけで、いろいろと疑問が出てきたら調べてみましょう。子どもが自ら出した疑問、という感じに誘導できると素晴らしいですね。

3.椎茸のにおいの成分は何?

 私自身を分析してみると、干し椎茸が苦手なのは、ヒダヒダよりもにおいの方が大きいと感じてきました。それは、このサイトを発見したからです。「におい工房 第27回椎茸のかおりにせまる?」です。椎茸のにおいの成分を「ガスクロマトグラフィー(GC)」という機械で科学的に分析した上で、臭い嗅ぎGCと称して椎茸嫌いの男性ににおいを嗅いでもらい、嫌なにおいの成分は何かを特定しています。

 分からないことがあると、今ではインターネットのお陰で簡単に調べることができます。今回この「におい工房」のサイトに巡り会って、科学的なにおいの分析がどのように進められるのか分かったのは、とても収穫でした。

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